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日本民具学会第44回大会報告

1 会期: 令和元年11月9日(土)・10日(日)
2 会場: 桜美林大学(東京都町田市) 荊冠堂(9日)、太平館(10日)
3 主催:日本民具学会
4 運営
 大会委員長 菊池 健策
実行委員長 浜田弘明(桜美林大学)
実行委員 大藪 裕子、加藤 隆志、駒木 敦子、佐藤 智敬、
 高橋 典子、竹内 由紀子、畠山 豊、波田 尚大、
 三浦 久美子、美甘 由紀子、三代 綾、山本 菜摘、
 神 かほり(理事会選出)、武士田 忠(理事会選出)
事務局 金野 啓史(日野市立新選組のふるさと歴史館)
5 大会日程
 【第1日 11月9日(土)】  会場:荊冠堂(けいかんどう)
  9:30~10:00 理事会
 10:00~12:00 評議員会 第18期会長・理事・監事選出
 12:30~     受付開始
 13:00~16:30 公開シンポジウム 「民具の生き残りをかけて」
   趣旨説明 加藤 隆志(相模原市立博物館)、大藪 裕子(東村山ふるさと歴史館)
   事例報告
    ①樫村 賢二(鳥取県史編さん室)
      「『新鳥取県史 民俗2 民具編』編纂と民具の保護・活用」
    ②岡田 裕実(草津宿街道交流館)
      「滋賀県草津市における青花紙生産技術の保存継承に向けた取り組みについて」
    ③久津輪 雅(岐阜県立森林文化アカデミー)
      「工芸家と研究者が手を携えて、産業・教育・観光に寄与」
   パネルディスカッション 司会 加藤 隆志、大藪 裕子
 16:30~17:30 研究奨励賞授与式・会員総会
 18:00~20:00 懇親会(会場:崇貞館1階 桜カフェⅡ)

 【第2日 11月10日(日)】  会場:太平館(たいへいかん)
 第1会場 201教室
 *自由発表
 9:40~10:10 真鍋篤行(香川県)  網漁の大絵馬について
10:15~10:45 吉川國男(埼玉県)  蓑の製作技と優秀性について
10:50~11:20 溝部悠介(奈良県)  民俗資料と特許・実用新案制度
11:25~11:55 桃井宏和(奈良県)  3Dモデリングデータと民具実測の可能性
         〈休憩・昼食〉
13:05~13:35 織野英史(香川県) 西多摩型唐箕をめぐって-左寄り四脚の系譜-
13:40~14:10 畠山 豊(東京都)  アオリ考 団扇型風撰具諸相・予報
14:15~14:45 木村裕樹(京都府)  足踏み式ろくろの研究その後
14:50~15:20 神野善治(神奈川県) 民具の機能分類を試みる-手のかたちと機能から―

 第2会場 202教室
 *課題発表 「学校教育における民具の活用」
 9:40~10:10 加藤幸治(宮城県)  「地域教材」と民具
10:15~10:45 日髙真吾(大阪府)  地域文化の宝箱の展望と課題
10:50~11:20 三代 綾(東京都)   民具で何が伝わるか
11:25~11:55 質疑・意見交換    進行:高橋典子(神奈川県)
         〈休憩・昼食〉
 *自由発表
13:05~13:35 王 麗(神奈川県)  景徳鎮における製磁用具の実演について
13:40~14:10 川野和昭(鹿児島県) ラオスの瓢箪鯰
14:15~14:45 小林 慧 (東京都)  カノポス容器にみる古代エジプトの生死観

6 基調講演・シンポジウム趣旨
 現在、各地で保管されてきた民具が選別・破棄されるという事態が生じており、その動向が報告されることも多くなってきているが、民具研究者の見聞が及ばないところで選別・破棄等の行為が進行している可能性もある。
 日本民具学会では、民具を収集保存し、調査研究する意義について、これまでも繰り返し発言し、民具が日本の歴史・文化を究明する資料になることや、地域文化を捉える重要な素材であることを明らかにしてきた。さらに、例えば学校教育の現場や回想法など民具の活用についても多くの事例を積み重ねており、民具学会のシンポジウムにおいても、さまざまなテーマを設定してきたのは周知のとおりである。
 今回のシンポジウムでは、自治体史(誌)の中で調査研究を通じた民具の位置付け、博物館を拠点とした技術後継者の育成と地域文化の理解及び、民俗技術を有する関係者の連携やその継承を促す需要の開拓に基づく産業育成など、従来までの民具研究とは多少異なる立ち位置からの事例発表や提言も踏まえつつ、多様な観点から議論を行う予定である。
 もちろん今回取り上げる内容は、従来においても議論されてきたものではあるが、民具学会で積み上げられてきた成果に鑑みつつ、改めて民具のさまざまな可能性についての認識を深めるという意図の下に企画したものである。
 現在進行中の状況に対して危機感を共有しながら、今後とも広い視野から民具の調査研究や活用・本来像を探り、その方向性について継続的に検討していき、社会に対してメッセージを発信していかなくてはならないのは当然であり、このシンポジウムがその役割の一端を担えれば幸いである。
7 大会参加者
 大会参加者118名(会員91名、非会員27名(アルバイト学生13名含む))
 懇親会参加者72名、書籍販売9団体
8 大会経費
 日本民具学会負担金 25万円
 参加者 大会参加費4000円(当日払い5000円)
       懇親会費4000円(当日払い5000円)

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